換気空調設備設計

要求される室内環境の確認、提案

室の使用目的、設置される機器などの基本計画から室内の各種要求仕様を決定します。

空調方式の決定

室の使用目的に伴う空調への要求機能や経済性等を考慮したうえで空調方式を検討します。

熱負荷計算、換気風量の計算、ダクト圧損計算

基本計画から各室における冷暖房の負荷構成要素（機器負荷等）を集計し熱負荷としてまとめ、要求仕様を考慮したうえで換気風量を決定します。また、ダクト計画をもとに圧力損失計算をおこないファンの必要圧力を決定します。

感染に対する管理区域・クリーンルーム等の差圧設計

室内の正圧要求があった場合、排気風量に対し給気風量を若干増やし室外からの汚染物質の浸入を防ぐ設計を行います。

室内の負圧要求があった場合、排気風量を増やし汚染物質の閉じ込め等の設計を行います。また、同エリア内での汚染物質の飛散・拡散防止として、エリア内の気流を考慮しダクト吹出口・吸込口の配置検討を行います。

各機器（送排風機・コイルユニット・冷凍機・フィルタ
等）の選定

システム設計の仕様を満足する機器の選定、施工設計側との取合い位置を調整し、機器のノズル位置の決定を行います。

機器の配置計画

機器の据付作業スペースや機器点検作業スペースを確保し適切な配置計画を行います。

機器固定部の強度評価

 機器に要求される設計震度を満足する基礎ボルトの評価・固定部の詳細強度評価を行います。

搬入性の確認・現場調査

機器サイズと現場据付場所までの搬入ルートの制限を確認し必要に応じ機器の搬入検討を行います。

空調ダクトおよび冷温水配管、施工図等の作成

配管・ダクト周辺の設備を確認し、施工が可能な詳細図面をCADにて作図します。

ダクト・配管サポートの強度評価

各種サポートの耐震評価を行い、構造を決定します。

搬入・施工性の確認

現場据付場所までの搬入ルートの制限を確認し搬入検討を行います。また作業性を考慮した、ダクト・配管サイズ・質量の調整を行います。

 製作・納入品の検査対応助勢

設計側の要求を満足する寸法・外観等の各種検査等の助勢を行います。

空調設備据付後の試運転助勢

空調設備一式の据付後の試運転の助勢を行います。